自分流に愉しむ「気まま」な庭づくり | |||||||||||||||||||||||||||||||
自分流に愉しむ「気まま」な庭づくり 書籍の紹介 |
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おかげをもちまして このサイトのメルマガ「建築士の我流な庭作り講座」が本になりました。 永い間、売り切れとなっており、失礼いたしました。 このほど、再版されて、またお読みいただけるようになりました。 |
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講座でお話ししてきたことに全面的に加筆し、構成も変更しました。何度でも読み返していただくに足るものにしたつもりです。 |
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ところで、本を手に入れた方へ |
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自分流に愉しむ「気まま」な庭づくりの本をご紹介いただきました。↓ ■「その道のプロのガイドがナビゲーションする検索サイト」として有名な「オールアバウトジャパン」(日本版サービス)のガーデニングコーナーで紹介されま した。(2002.8.1) とても丁寧に紹介していただいています。ドロアシのインタビューもありますので、ぜひ、ご覧になってください。 レビュー記事はこちらです。 ■図書館流通センターTRCのおすすめ本1286号に選ばれました。 (2002.8.1) ■「G&G ガーデン&ガーデン」2002秋号(エフジー武蔵)で紹介されました。 ■「趣味の山野草」2002.11月号(栃の葉書房)で紹介されました。 |
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目次 | |||||||||||||||||||||||||||||||
はじめに 庭での暮らし、楽しんでいますか。ゆっくり時間をかけて庭をつくっていくこと、楽しんでいますか。一時のガーデニングブームは終焉。これからは本気で、自分流に楽しむマイブームとしての庭づくりの始まりです。さあ、固定観念や他人の目に縛られた庭づくりから解放され、流行に目を奪われたガーデニングから卒業して、あなた流の庭づくりを始めましょう。あなたの庭は「○○スタイル」(○にはあなたの名前)なのです。 この本は、いわゆるハウツー本ではありません。ノウハウをたくさん知っていることより、自分の庭を自分流に楽しむためには、発想を柔軟にどのようにふくらませていくか、ということの方がもっと大切だと考えているからです。ハウツー本からテクニックを学んだり、憧れの庭の写真を眺めたりすることも大事です。でも、庭づくりに対する心のあり方や基本的姿勢が間違っていたら、日常的にゆったりと楽しむ境地にまでは、なかなか到達しないのではないでしょうか。これからお読みいただくメッセージの視点は、常識に縛られず、もっと深く掘り下げて考え、自由なスタイルと、あなたなりのアイデアを湧き出させよう、というものです。 メッセージは便宜的に、「常識を疑う」「創造力をふくらませる」「深く突きつめて考える」「自分流に日々を楽しむ」「木と草花を楽しむ」、という五つのテーマに分類して一冊にまとめました。しかし、本の最初から順を追って読んでいく必要はありません。どこからでも、興味のあるメッセージから読んでいただいて構いません。 ●この本は、二〇〇〇年の夏からウェブ上で週刊メールマガジン「建築士の我流な庭づくり講座」として発行していたものを、加筆し再構成したものです。 |
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テーマ1 常識を疑う | |||||||||||||||||||||||||||||||
常識とは平均的な考え方ではあっても、普遍的に正しいことではありません。 つまり固定観念。そんな常識に縛られていると、あなたらしい楽しみ方が見えなくなりますよ。 |
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常一 ガーデニングブーム 常二 内と外をつなぐ 常三 建物の外観と庭のイメージ 常四 ビジュアル指向のいきすぎ 常五 テラスの可変性 常六 フェイクな庭づくり 常七 イメージのミックス 常八 こだわりと素材感 常九 南入り住宅の庭と北入り住宅の庭 立ち読みはこちら |
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テーマ2 創造力をふくらませる | |||||||||||||||||||||||||||||||
イメージ写真の氾濫。流行りのスタイルばかり。それらの良さをとり入れながらも、 もっと自分流のイメージをふくらませることが、庭づくりを息長く楽しむことにつながります。 |
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創一 ナチュラルガーデン 創二 小さな水景 創三 ミニビオトープは心で楽しむ 創四 スタイリッシュなセンス 創五 引き算のデザイン 創六 ○○風ガーデン 創七 ウェットとドライ 創八 庭を眺める方向 創九 例えば花博記念公園 創十 イメージ写真の見方 創十一 日本庭園と西洋庭園の違い 創十二 光庭 創十三 なごみの庭 立ち読みはこちら |
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テーマ3 深く突きつめて考える | |||||||||||||||||||||||||||||||
自分のイメージや思いをいきなり具体化するのではなく、 少しだけ奥深いところにまで突きつめて考えるとテクニックの向上にもつながります。 |
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考一 外構設計の重要性 考二 骨格と地模様 考三 バブルダイヤグラムの功罪 考四 庭の照明 考五 庭を広く見せる 考六 庭を眺める視点と物の配置 考七 庭の入り口 考八 パースペクティブ 考九 防犯とプライバシー 考十 カーポートの屋根 考十一 ルーフガーデンとバルコニーガーデン 考十二 水はけ 考十三 雨水浸透 考十四 汚水枡の蓋隠し 考十五 業者の見積もり 立ち読みはこちら |
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テーマ4 自分流に日々を楽しむ | |||||||||||||||||||||||||||||||
個性あふれるアイデアや、庭が見違えるようになる工夫も、庭づくりの楽しみ。 でも日々、眺めたり、お茶を飲んだり、作業をしたり、暮らしのなかにガーデンライフをとり込むことも大切です。 |
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楽一 光と影の移ろい 楽二 見せるべきものは 楽三 演出的ライティング 楽四 極小の景 楽五 オリジナルデザイン 楽六 エッジのデザイン 楽七 色の指定 楽八 手抜き木工のコツ 楽九 砂利敷き 楽十 アンジュレーション 楽十一 鉢合わせ 楽十二 庭グッズの収納 楽十三 鳥と楽しむ 楽十四 スクリーン 立ち読みはこちら |
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テーマ5 木と草花を楽しむ | |||||||||||||||||||||||||||||||
庭の主役は木や草花ではなく、人。でも少しは植物のことも知らないと困るもの。 楽しく世話して、少しずつ時間をかけてわかっていくしかありません。 |
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草一 シンボルツリーは家の顔 草二 宿根草とロックガーデン 草三 グランドカバーに使うもの 草四 生垣の勧め 草五 身近な草花でつくる風景 草六 盆栽の春 草七 つる性植物を見直す 草八 竹や笹でデザイン性豊かに 草九 果樹を育てて豊かな気分に 草十 手抜き除草なんてない 草十一 水やりの失敗 草十二 木は大きくしない 草十三 挿し木で思い出を増やそう 草十四 採り蒔きをしよう 草十五 遮光でひと息 立ち読みはこちら |
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あとがき いい庭ってなんだろう。いつもそう考えながらメールマガジンの原稿を書いていました。 住宅建築で言えば、数値化できる「性能」以上に重要なことは、空間の「品質」。機能的であって美しく、そしてくつろぎや驚きや感動まで与えてくれること。表層のデザインではなく空間をデザインすること。高額な仕上げ材にお金をかけるより、陽の光や風をうまくとり入れる工夫を凝らすこと。居心地のよい居場所をつくること。そういうことですよね。庭も同じじゃないかな。 住宅建築には、住まいとしての絶対の機能がありますが、庭の機能ってなんだろう。それは楽しむこと。街並みをきれいにすることも大事、道往く人に見てもらうことも大事、でも最も大切なのは、あなたが庭に出てうれしいと感じること。あなたは庭で、どんなことをうれしいと感じるかな。私なら……。そんなことも考えていました。 庭は、もっと自由に、もっと自分流に楽しみたい。お手本は、例えば身近な自然。陽ざしの美しさや虫の声や風が運んでくる草の香りや、雨上がりの静けさや水のしずくの輝きや土の冷たさなどに、もっと感受性をもっていたい。よい庭のデザインというのは、そんな感受性を高めてくれるものじゃないかな。こういったことが、Webサイトやメールマガジンで訴えたいことでした。 二〇〇〇年の夏に、ドロアシスコップ(ハンドルネーム)としてWebサイトを開設してから、「講座」と銘打って、いろいろな思いを述べさせていただきました。お叱りや反発があることを覚悟で、問題提起と割り切って、きついことをお話ししたこともありました。しかし、きっと近い将来、新しい庭づくりのムーヴメントがくる。そのときに、あなたの庭づくりがさらに楽しいものになるようなヒントを、との思いでした。 メールマガジン発行の初めのうちは、出版することまで考えていたわけではありませんでした。しかし、購読者の方がプリントアウトしてストックしてくださっている、ということを知り、紙の形、つまり本にして何度でも読み返していただけたらどれほどすばらしいことだろうと、考えるようになりました。幸いにも、メタ・ブレーンさんにめぐりあい、うれしいかな、こうして出版することができました。 楽しいイラストをはじめ、制作に携わっていただいたみなさんに感謝します。メールマガジンを購読していただいた多くのみなさんにも感謝します。なかでも、メールや掲示板でいつも私の気持ちを奮い立たせてくださった、月子さん、Biancaさん、ひぐらしさん、あやかさん、リンゴさん、松竹梅さん、遊庵さん、chieko・iさん、Violaさん、kazmamaさん、えいこさん、Hiroeさん、玲子さん、飛鳥さん、プリンさん、四季楽さん、グラパパさん、木津川さん、白ハトさん、テトさん、今出さん、とてもみなさんすべてのお名前をあげることはできませんが、本当にありがとうございます。 二〇〇二年七月 |
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