実践編 スベリヒユ
一級建築士・インテリアデザイナー・ガーデンデザイナーの庭づくり講座/ガーデニングデザインメッセージ集


実践編‐12 スベリヒユ    2003.8.17更新 (メルマガ116)


 とんでもない冷夏だ。熱帯夜ってどんな感じやったか、忘れてしまった。台風一過、残暑到来かと思いきや、大雨だ。
 ところが、ヨーロッパは強烈な暑さで氷河もみるみる溶けているそうだ。ニューヨークでは停電だし。

 今日、うちのブドウを一粒ちぎって食ってみた。去年の今頃はもう収穫もすんでいたのに、今年はまだ広告の紙で作った袋を被ったまま。案の定、甘みも少なく、なんとなく頼りない感じ。そういや、南フランスではブドウ農家だけが、ホクホクだそうだ。近年にないほどの豊作だって。日本の米は大丈夫かいな。

                ○

 先日の朝日新聞の夕刊に、スベリヒユのことが載っていた。スベリヒユというのは、そこら辺の道端に生えているいわゆる雑草。よく見かける小さい黄色い花の咲くやつ。これ、食べられる。食べられるというより、独特のぬめりがあってとてもおいしいらしい。知らなかった。

 で、久しぶりに十年ほど前に買った「食べられる山野草12ヶ月」という図鑑を本棚から引き出してきた。載っていた。ヨーロッパや東南アジアでは改良されたものが栽培されているとのこと。つまり野菜だ。(元々自然にあったものを改良して作物として僕らは食っているわけだ)
 次のページにはツユクサが載っていた。これが食べられることは知っていた。食べたことないけど。次のページにはユキノシタが載っていた。こいつは天ぷらした日の我が家の定番だ。庭の水栓の脇に生えているやつをちぎって来さえすればいい。次のページにはギボウシ。前のページにはなんとカタバミだ。

 こうやって見ていくと、僕らはなんと野菜畑の只中に住まいを構えているようなもんだな。葛とユキノシタは我が家の定番だが、それ以外のものにも挑戦してみよう。だいたいがおひたしや和え物なんて食べ方を書いてあるんだが、天ぷらにしてしまえば、何の手間もない。犬の小便が絶対にかかってないところを収穫して来さえすればいい。

 むかし、クマザサの新芽を生駒さんでわんさか採ってきて、かき揚げにしたんだが、これは筋だらけで食えたもんではなかった。収穫する時期が間違っていたのか、あるいは食う位置を間違ったのかだ。あれ以来、いろんなものに挑戦する好奇心をなくしてしまっていた。
 ひそやかな楽しみを思い出した。


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