芝生の中に木のベンチが置かれています。いかにもっていう感じではありますが、ディスプレイとして確かに絵にはなります。このベンチに座って何を見ると想像しますか。通りを行きかう人を見る？　小さな庭という前提なら、せっかくの自分の庭の花を見る方向に置いて欲しかったな。 足元の石貼りの縁がランダムで気が利いています。定規で書いた円ではなくて。	芝生の中のたくさんの花。注目は細いライン状の植え込み。完璧なメンテナンスが必要ですし、見る庭という割りきりがないとできません。実は・・・・・・後ろの方まで読んでください。
低い石垣の上の花。石垣の上も下も地面が、盛り上がっています。立体感、奥行き感が出ています。これがフラットな場合と比較して想像してみてください。全く違います。	同左
観葉植物の植え込み。一般的によく言われている葉色の違いのコラージュです。	同左端部。写真をよく見てください。芝生の縁が直線的に切れているでしょう。実はこれ、ポットはめ込みなんです。つまり、芝以外のところは、花などを頻繁に入れ替えるために、ビニールポットのまま、落とし込んでいるのです。さっきの細いライン状の植え込みもそう。ミュージアムのディスプレイとしての手法です。いつもいつもきれいに見せないといけませんからね。 しかし、ばかにしてはいけませんよ。皆さんも、ポット苗を買ってきて、一瞬の花の季節だけ楽しんで後は引っこ抜いて捨ててしまうこともあるでしょう。それならこれくらい割り切って、ポットのまま植え込むというのも一緒のことですね。扱いやすいし、だめになったものだけ入れ替えるってことも自由自在です。（できればその草花の一生を通していつくしんで、その変化も楽しむというのが、私は好きですけど）
大きな植木鉢の木と花の寄せ植え。黒いスクウェアな容器が格好いい。作品として見せています。生け花でもありますよね。土っぽい容器ではなく、こういう、どちらかというと無機的な、場合によっては金属的な容器のほうが花が引き立つってこと。	温室内の喫茶コーナー。なかなか結構です。
ありがちなディスペレいですが、見所は下草。なんというものか知りませんが、どんどん伸びるやつ。これをこういうふうにきちんと刈り込んでいるのがすごい。	樹木の足元もこんな風に花一杯
こういう姿形のいいものは、存在感があるように見せています。	パーゴラに鉢をたくさんぶら下げて。